平成17年に「障害者が能力・適性に応じ、自立した日常・社会生活を営むことができるようにする」ことを目的とした「障害者自立支援法」が成立しました。障害者がもっと「働ける社会」づくりをめざすもので、障害者福祉施設等では社会一般への就労を技能的に手助けすることを目的とした事業を施設内に創設するなどして、働く意欲と能力のある障害者の支援を開始しました。
座間市にある当施設はカレーキッチンを開設し、障害者がホールで接客サービスに当っていますが、ここにカレーキッチンがあること、近隣の企業や住民も利用できることなどが知られておらず、売上は低迷しており、障害者への労働の対価は極めて些少な状況にありました。
当NPOは当施設からカレーキッチンの売上高の向上支援業務を依頼され、1年余にわたり次の改善に取り組みました。
●カレーの評価
・手づくりでこだわりのカレー
・味はどこにも負けていない
●メニューの改善
・近隣企業の従業員向けメニューの開発支援
・ワッフルなどティタイム向けメニューの開発支援
・レトルトパックの製造・販売支援
●外観の改善
・窓部に赤いテントを取り付け、見るからに店舗のイメージを打ち出した
●近隣へのPR
・チラシの作成支援
・近隣企業や住民への営業活動を展開し、また夏季と冬季にイベントを開催するなど地域への浸透を推進中
担当者名 | 保有資格等 |
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久保田 弘 | ●中小企業診断士 ●SC(ショッピングセンタ)経営士 ●商業施設士 |
後藤 幸子 | ●飲食店経営者 ●料理研究家 ●調理師 ●雑穀アドバイザ |